今日の成道会は、11名の方がお参りくださいました。
今年も残すところあと1ヵ月をきりました。お正月は毎年やってきますが、自分の立場や心境、環境の変化によって感じ方が変わってきますね。みなさまはどのような心境でお迎えになられますでしょうか。
本日はお参りとは何かということについてお取り次ぎさせていただきました。
お念仏を喜ばれた妙好人、讃岐の庄松さんは文字を読むことが出来なかったそうですが、難しいお経本を渡されると、恭しくいただき、「このお経本には、庄松をたすけるぞ、庄松をたすけるぞと書いてある」と読み取られたそうです。
お経を読んだり、お念仏を称えることは、亡き人に向けられたものではありません。
お参りとは、この私に向けられている阿弥陀さまの願い、「あなたを間違いなく救いますよ」という願いを、疑うことなく聞き受け、喜び、感謝御礼申しあげることです。端的に申し上げますと、「ありがとうございます」というお参りです。
お勤め、お話しの後は、仏典アニメ「ウパーリの出家」を見て、その後お茶をいただきながら歓談しました。
お茶をいただきながらの話では、若い頃、お正月には両親が新しい服を用意してくれて嬉しかったという話題が出ました。本日お参りに来られた方々のご両親世代の方は、着物を着ておしゃれをしてお寺にお参りに行かれたそうです。お寺はそれだけ特別な場所だったのかもしれません。
来月は1月1日11時より元旦会がおつとまりになります。