2022年
11月
23日
水
本日は仏教婦人会による「第4回お寺でコンサート」を行い、二胡奏者の鈴木裕子さんにお越しいただきました。
テレビCMで流れている「空へ」(鈴木裕子さん作曲)から始まり、秋の曲、海外の曲、日本の曲などさまざな曲を演奏してくださいました。
演奏と演奏の間のお話も興味深く、私(住職)が印象に残ったお話は、鈴木さんが、中国のお師匠さんに、日本に帰ってからの活動の相談をされた際、そのお師匠さんから「日本の曲を演奏してください」というお言葉をいただかれたそうです。「中国の曲を広めてください」ではなく、その国、その場所に馴染みのある、愛されている曲を演奏してくださいとのことでした。
信頼するあなたに任せましたよ、というお気持ちだったのでしょうか。現在のご活躍をそのお師匠さんはとても喜んでいらっしゃるだろうなと感じました。
アンコールでは「賽馬」を演奏してくださり、躍動感あふれる演奏が印象的でした。今日一日、本堂が素敵な空間となりました。ありがとうございました。
2022年
10月
23日
日
本日の報恩講、御講師は三重県の加藤学先生にお話しいただき、午前16名、午後14名の方がお参りくださいました。
報恩講の報恩という言葉は「恩に報いる」の他に「恩を報(し)らせる、恩を報(し)る」という読み方も出来ます。
みんながいがみ合って争って生きるのと、みんなが助け合って仲良く生きるの、どちらかを選べるとなったら、すべての人がみんなが助け合って仲良く生きたいと思うと思います。
それはロシアやウクライナで質問しても、そう答えるでしょう。しかし現実はお互いを傷つけあっているのではないでしょうか。平和を望みながらそうできない、もちろん1人1人が精一杯努力していかなければならないですが、思い通りにならないのが現実です。
心も体も思うようにいきませんし、自分のことでさえ見捨ててしまうかもしれません。そう思ってしまうこの私に、阿弥陀さまだけは決して見捨てず、南無阿弥陀仏となって届いてくださって、私のいのちに響いてくださるのです。
重力や引力がはたらいているように、阿弥陀さまは今日、このお寺の本堂に私を引っ張ってくださっているから皆さんがここにいらっしゃるのです。
手を合せているのはなぜか、お念仏しようと思えたのはなぜか、お念仏しているのはなぜか、それは阿弥陀さまのお力がはたらいているからなのです。
もしこのことを今日受け入れることが出来なくても、お寺さんはこのようなお話しをしてくださいますので、いつか受け入れる縁がととのい、頷いてくださるようになればと思います。
2022年
10月
18日
火
本日の境内清掃は8名の方がご参加くださいました。昨日行なう予定でしたが、雨だったので順延しました。
本日も小雨が時々降る不安定なお天気でしたが、様子を見ながら行ない、休憩時間は、先日の台風による浸水断水についての話題になりました。
「どこどこの地域は胸くらいまで浸水した」「うちのあたりは葵区のほうから水を引いているので、断水はなかった」「桶に雨水を貯めていた」「水は重くて運ぶのが大変」「トイレは猫のトイレが良いという情報を聞き、使ったら便利だった」など色々聞けました。
10/23㈰は報恩講です。御講師は三重県の加藤学先生にお越しいただきます。どうぞ皆様お参りください。
2022年
9月
30日
金
清水区の大規模な断水から一週間が経ち、徐々に復旧している様子です。依然として断水されている地域の皆様、浸水被害や道路崩落被害に遭われた皆様に御見舞い申し上げます。また、復旧作業を行なっておられる方々に御礼申し上げます。
妙生寺周辺では、9/29(断水から6日目)より生活用水が復旧し、本日9/30より飲用可能な水道水の供給が始まったとのことです。
妙生寺には、多くはございませんが、ペットボトル飲料水の備蓄がございます。飲料水でお困りの方がいらっしゃいましたら、お知らせください。水を運ぶのは大変ですので、お届けに上がります。
飲料水をご提供くださった皆様ありがとうございました。
なお、ご門徒の皆様の中で、浸水被害に遭われた御家庭がいらっしゃるとお聞きしております。微力ながら何かお手伝いさせていただきますので、ご一報いただければ有り難く存じます。
追記:10/6に和田島ブロックも配水が開始され飲用可能となり、一時6万3千戸で発生した大規模な断水はすべて解消したとのことです。
2022年
9月
25日
日
先日の台風15号の影響により、被害に遭われた皆様に御見舞い申し上げます。
この台風の影響により、清水区内の多くの場所で、9/24㈯の昼頃より断水しております。
妙生寺でも9/25㈰朝の時点で断水が続いておりますので、お墓参りで使用する水、並びにトイレの使用が出来ません。
ご不便をお掛けしますがご理解ご協力お願い申し上げます。
※9/26の静岡新聞朝刊1面記事を追加
2022年
9月
23日
金
本日は秋季彼岸会法要を行ない、午前13名、午後13名、計26名がお参りくださいました。
本日は、物事は見方によって、見え方が変わるという話を中心に、仏説観無量寿経のお話しをさせていただきました。
この観経は、お城で起こった悲劇の物語から、お念仏による救いが説かれたお経ですが、どのような目線、立場で見るかによって受け止め方が変わってきます。
観経は、「息慮凝心(そくりょぎょうしん・・・おもんぱかりをやめて心を凝らす)」の定善の教えが説かれ、次に、定善が出来ない者のために「廃悪修善(はいあくしゅぜん・・・悪を廃し善を修める)」の散善が説かれていますが、善導大師は、「お念仏がこのお経の要である」と真意を見抜かれました。
私たちは、聞けばわかる、やれば出来ると思い込んでいますが、仏に成るということは、そんな次元のことではなく、阿弥陀さまによるお念仏の救いでしか救いは成り立たないということをお示しくださっています。
10月23日㈰は御講師の先生にお越しいただき、報恩講法要がございます。1年で最も大切にする法要です。皆様どうぞお参りください。
2022年
9月
16日
金
本日の境内清掃は6名がご参加くださいました。朝晩は少し涼しくなりましたが、日中はまだまだ暑く、今日も暑かったです。
境内は芝生を中心に綺麗にしていただき、本堂内は普段やらないところもお掃除していただきました、ありがとうございました。
明日から台風の影響があるようですが、9/23㈮は秋のお彼岸お中日のお勤めがございます。どうぞお参りください。
2022年
9月
04日
日
本日は、静岡県・山梨県・神奈川県の浄土真宗本願寺派のお寺のグループで「お寺のオンライン学校2022」を行い、子ども、スタッフ会わせて約120名が参加し、妙生寺からは住職がスタッフとして参加しました。
新型コロナの影響で、オンラインでは2回目の開催です。6つの会場をzoomで繋いで、お参りやゲームを行ないました。
今回のテーマは「『わ』あいてをおもうこころ」と題し、共命鳥(ぐみょうちょう)のお話しなども聞かせていただきました。共命鳥は、1つの身体に2つの頭を持つ鳥です。考え方違っても、そのいのちは繋がっているということを示すために、鳥に姿を変えられた仏さまの教えを表しています。
約2時間半、子ども達は楽しそうに参加していました。
2022年
9月
01日
木
妙生寺第十五世坊守清水静江が令和4年8月31日往生の素懐を遂げました
皆様には生前中ひとかたならぬ御交誼賜りましたこと、ここに謹んで御礼申し上げます
つきましては、通夜葬儀を下記の通り執り行いますのでお知らせいたします
日時 通夜 9月2日(金)午後6時~午後7時(お焼香のみのご案内)
通夜勤行ならびに葬儀は近親者のみで行ないます
場所 妙生寺
恐れ入りますが、駐車場がございませんので、ご弔問ご会葬の方は公共の交通機関又は近隣の有料駐車場をご利用いただきますようご案内申し上げます
2022年
7月
10日
日
本日の盂蘭盆会は、伊東市の遠山泰範師にお取り次ぎいただき、午前24名、午後12名の方がお参りくださいました。
浄土真宗ではお盆の期間だけ亡き人がかえって来てくださるとは考えません。いつでもどこでも仏さまは私にご一緒くださいます。
では、何故浄土真宗でもお盆のお参りをするのか。それは色々なものを抱えて生きている私たちですので、いつも仏さまのことを考える事は出来ません。ですので、日を決めていつもご一緒くださる仏さまに思いを向けていくご縁が私たちのお盆のお参りです。
あるお寺さんが「亡き母はいったいどこにいるのですか?」と質問を受けました。「阿弥陀さまによって救われてお浄土に生まれ、仏さまとなって還ってきますよ」という答えの他に、「大切なお母さんがどこにいるのか、どうかその問いを生涯大切に持ち続けてください。今日ここにお集まりの皆様はお母さんのために集まってくださいました。皆さんがお母さんのことを思いお集まりくださったということは、今お母さんはここにおられます」と答えられたそうです。
亡き母がどこにいるのか。その問いは、私が命終えた後どうなるのかという問いに繋がります。そのような問いを起こさせたのは誰か、それは亡き母です。亡き母からの「あなたも命終えた後、私のように救われいく世界があるというみ教えに出合ってくださいね」と、命終えた今も、残された息子さんに対して、今ここでおはたらき続けてくださっておられるのです。
9月は境内清掃と秋季彼岸会がございます。詳細は、後日このホームページでご案内いたします。
2022年
7月
01日
金
本日は境内清掃の予定でしたが、ここ数日、30度を超える気温が続いているため、境内清掃は行なわず、本堂でおみがきを行ない、10名がご参加くださいました。
今年は例年にない梅雨の短さで、気象庁によると、静岡県を含む東海地方が6/14に梅雨入りし、6/27に梅雨明けしたと発表され、記録上最も期間が短かったとのことでした。
外は暑かったですが、本堂内は、一昨年エアコンを設置しましたので、快適におみがきが出来ました。
7/10(日)は盂蘭盆会を行い、御講師の先生に御法話をいただきます。事前申込制となっておりますので、ご参拝いただける方はご連絡ください。
2022年
6月
08日
水
本日は静岡西組仏婦総会研修会がzoomにて行なわれ、妙生寺からは9名が参加しました。
研修会は、親鸞聖人の妻である恵信尼様のお手紙について、常願寺副住職様にお話しいただきました。恵信尼様が娘の覚信尼様とやりとりされたお手紙等が1921年に本願寺の蔵から発見され、このお手紙が発見されることによって、当時の親鸞聖人のご様子がわかり、貴重な資料となりました。
そのお手紙の一部を紹介させていただきますと、昔、親鸞聖人は越後から関東に行かれた時、自然災害に苦しむ人々を救おうとして、浄土三部経を千部読誦しようと思われました。たくさんお経を読むことによって、阿弥陀さまの救いを得ようとされたのです。
しかし、考えを改められます。法然聖人から教わったお念仏の教えは、お経を読むことを自分の手柄にして救っていただくのではなく、阿弥陀さまが南無阿弥陀仏のお念仏となって、この私を救ってくださるのだという他力の教えによって救われるのだと思い返され、千部読誦を中止されたのです。
自分側の手柄によって救われるのではない、ということを改めて気づかれた具体的な内容ですね。
7/1(金)は9時から境内清掃、7/10(日)は午前午後の二部制で盂蘭盆会がございます。どうぞ皆様お参りください。
2022年
5月
28日
土
本日の仏教婦人会行事「自分史~人生を振り返って~」は7名の方がご参加くださいました。
いくつか項目を設けて、書きやすいところから書いていただく形にし、2時間で人生を振り返るきっかけを作っていただきました。
3年前も行いまして、私はその時の紙に追加して書いていきましたが、気持ちや状況も変わっていますね。お世話になった方、当時遊んだ友人をあらためて思い出しました。
今日の自分史をきっかけに、思い出を記録に残したり、生きがいを取したり、家族に伝えたいことを記録したり、長年かけて書き記していけたらと思います。
次回の行事は6/8(水)静岡西組仏婦総会研修会です。申込は締切りましたので、ご参加の連絡をくださった皆様は、開始時刻前に妙生寺にお集まりください。
2022年
3月
21日
月
本日の春季彼岸会は午前午後の二部制で行ない、14名、11名の方がご参拝くださいました。
浄土真宗の教えというのは、「阿弥陀さまによって救われる」という教えです。阿弥陀さまは南無阿弥陀仏というお念仏になり、私に至り届いてくださり、私に入り満ち、私に響き渡ってくださいます。
南無阿弥陀仏という言葉は、単なる言葉ではありません。言葉というのは、物の名前を示したり、コミュニケーションの道具だったり、目的を果たすための手段だったりします。
日常の言葉は、言葉とそれを指す中身が違うものですが、言葉にはもっと深い領域があります。
それは、言葉とそのものとが根源的にひとつであるような、そういう言葉です。言葉を離れることが出来ない私に向かって、阿弥陀さまが南無阿弥陀仏という言葉となって、私に入り満ちてくださっているのです。南無阿弥陀仏は私の言葉ではなく、私を目覚めさせる仏さまの言葉なのです。このことを理解しようとしないと、単なる無意味な言葉になってしまいます。(元教学研究所長 大峯顯先生の本を参照)
次回行事は、5/28(土)に仏教婦人会「自分史~人生を振り返って~」がございます。ご参加くださる方はお申し込みください。
写真は、去年妙生寺を彩ってくれたコキアで作ったホウキです。来月は芝桜が見頃となりますので、お墓参りのついでにどうぞご覧ください。
2022年
3月
15日
火
今日の境内清掃は11名の方がご参加くださいました。気温は、昨日に続き25度に達し、一気に夏に近づいたような暖かさでした。
住職の最近のお気に入りの草抜き道具、立ったまま草抜きできる「クルポン」をみなさんにもお使いいただいたりして、掃除しました。掃除道具も探せば色々ありますね。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
3/21(月・祝)は春季彼岸会がございます。まだコロナ禍ということもございますので、ご参拝いただける方は事前にご連絡ください。
2022年
1月
01日
土
あけましておめでとうございます。本日の元旦会は7名の方がお参りくださり、「お正月にやってはいけないこと」というインターネット記事が目に付きましたので、このことに触れてお話させていただきました。
福を追い出すことになるから掃除をしてはいけない、あく(灰汁と悪という漢字との語呂合わせ)が出るから煮炊きをしてはいけない、良縁を切ることになるから刃物を使ってはいけない・・・など色々あるのですね。
浄土真宗では、このような事は気になさらないでください。「料理や掃除をせずにゆっくりとしたお正月を過ごすために、これらのことはやらない」という意味合いで控えるなら、良いかもしれません。
家のことを毎日してくださっている皆様、ありがとうございます。またお正月からお仕事の皆様もお疲れさまです。
お正月休み期間、本堂では、QRコードを読み込んでLINEで行う「謎解き」を掲示しております。これは浄土真宗本願寺派子ども・若者ご縁づくり推進室が企画したものです。どうぞみなさんやってみてください。その前に、本堂の御本尊さまへのお参りも忘れずに。
3/15(火)には境内清掃、3/21(月祝)は春季彼岸会を行う予定でおります。詳細は、3月にお配りする妙生寺だよりやHP、境内掲示板をご覧ください。