盂蘭盆会

 本日の盂蘭盆会は御講師の本持信宗師にお取り次ぎいただき、31名の方がお参りくださいました。

「聞(もん)というは如来のちかいの御(み)なを信ずともうすなり」南無阿弥陀仏というお言葉に込められた阿弥陀さまの思いを聞かせていただくのが、御聴聞です。

 そこにあるものは、何の変哲もないものかもしれないけど、そのものの背後にある物語を聞くことによって、特別なものに変わっていきます。

 南無阿弥陀仏というお言葉の背後にある大悲の親心、物語を聞かせていただく。これが御聴聞なのです。阿弥陀さまは迷い悩み苦しむ私を見捨てることが出来ない仏さまです。その私を仏にする功徳である南無阿弥陀仏を回し向けてくださっています。

 そのことを有難いな、嬉しいなと思って生きられ、たくさんのお言葉を残してくださったのが親鸞聖人です。それは、まるで母に抱かれて安心して眠る赤子のように、親鸞さまも阿弥陀さまに抱かれたような生き方をされたことでしょう。

 その阿弥陀さまがご一緒と味わわれた親鸞聖人のお言葉、そしてその み教え、お念仏をよろこぶ有縁の方々のお姿が御相続してこられたのです。だから今日の私たちに伝わっているのです。念仏は多くの人の人生を支えてくださっています。

 

 今日は静岡市(駿河区)で気温40℃を記録したようです。これは静岡市における観測史上最高気温で、全国でも今年初めて40℃に達しました。暑い中ようこそのお参りでした。