春季彼岸会

 本日の春季彼岸会は33名の方がお参りくださいました。住職の法話は、往相還相回向について。仏に成ることも、この娑婆世界に還りきたることも、すべて阿弥陀さまが本願力を回し向けてくださるからです。手を合わせようとしない、念仏称えようとしないこの私が、手を合わせお念仏申しているということは、自分の手柄ではなく、阿弥陀さまや、還相の菩薩さまとなった亡き方々が、私に念仏申せよとおはたらきくださっているからと受け止めることが出来るのではないでしょうか。

 住職の話の後は、妙生寺顧問の北村欽哉先生から「妙生寺の歴史について 」お話をしていただきました。本堂正面の扁額「不退転」をご寄贈くださった天地総子さんの話、豊臣家の家臣4人で大坂から奈良県吉野町下市の願行寺様に行った話、そこから清水の地に来て、妙生寺を開基したという話などをしていただきました。

 北村先生には、平成19年に妙生寺開創400年記念誌「妙生寺略史」を執筆していただき、妙生寺の歴史を知る貴重な資料となっております。