元旦会

 あけましておめでとうございます。みなさんはどのようなお気持ちでお参りされますでしょうか。

 蓮如上人御一代記聞書に「他宗には親のため、またなにのためなんどとて念仏をつかふなり。聖人(親鸞)の御一流には弥陀をたのむが念仏なり」とあります。

 浄土真宗以外では、親のため、〇〇のためとお念仏に自分の願いを込めて称えることがあるようですが、浄土真宗では阿弥陀さまにおまかせしますと、私をお救いくださるおはたらきに御礼申すのがお念仏です。「たのむ」とは「おまかせする」という意味です。

 

 そしてお念仏は、阿弥陀さまからの「あなたを抱きとって決して離すことはない。必ず仏にする」という阿弥陀さまの願いであり、阿弥陀さまからの喚(よ)び声です。

 私の願いというのは自分勝手なものです。私が願うのではなく、阿弥陀さまに願われている身であったということをよろこび、「南無阿弥陀仏」とお念仏申す日暮らしを送りましょう。 

 写真は、この辺りのお正月の恒例で、消防団の方が水を撒いている様子です。