本日の秋季彼岸会は27名の方がお参りくださいました。今日は清水区で大規模な断水があってからちょうど1年になります。早いものですね。
ご法話は「浄土真宗でいい」「浄土真宗がいい」についてお取次ぎさせていただきました。
浄土真宗は阿弥陀さまによって救われるという他力の教えです。他力というと怠けているとか、ちゃんと自分で頑張りなさいと思われるかもしれません。
しかし、私という存在がどういう存在かを知らされると、他力(阿弥陀さまのおはたらき)でなければ救われない私だったということに気づかされます。
「自身は現にこれ罪悪生死の凡夫、曠劫より已来、常に没し常に流転して、出離の縁あることなし」という言葉があります。私の側には「出離の縁」がなく、自分の力で迷いの世界から逃れる術を持ち合わせていないのです。
そのような私のために阿弥陀さまはお念仏をご用意くださり、私におはたらきくださるのです。
他力だからといって、何もしなくても良いということはございません。阿弥陀さまを大切に思い、阿弥陀さまが勧められるお念仏を称え、仏法聴聞を心がけることが、浄土真宗門徒のふさわしい姿ではないでしょうか。
不思議なご縁でお念仏のみ教えに出あった私たちです。お聴聞を重ねて、浄土真宗がいい、浄土真宗でよかったと言えるような人生を歩めたら良いですね。
写真は、今回お参りの方にお渡しさせていただいた京都の七味唐辛子です。お参りくださった皆さんに何をお渡しさせていただこうか考えるのが、毎回楽しみです。
10月22日(日)は浄土真宗で一番大切にする報恩講がございます。どうぞ皆様お参りください。