秋季彼岸会

 本日は秋季彼岸会法要を行ない、午前13名、午後13名、計26名がお参りくださいました。

 本日は、物事は見方によって、見え方が変わるという話を中心に、仏説観無量寿経のお話しをさせていただきました。

 この観経は、お城で起こった悲劇の物語から、お念仏による救いが説かれたお経ですが、どのような目線、立場で見るかによって受け止め方が変わってきます。

 観経は、「息慮凝心(そくりょぎょうしん・・・おもんぱかりをやめて心を凝らす)」の定善の教えが説かれ、次に、定善が出来ない者のために「廃悪修善(はいあくしゅぜん・・・悪を廃し善を修める)」の散善が説かれていますが、善導大師は、「お念仏がこのお経の要である」と真意を見抜かれました。

 私たちは、聞けばわかる、やれば出来ると思い込んでいますが、仏に成るということは、そんな次元のことではなく、阿弥陀さまによるお念仏の救いでしか救いは成り立たないということをお示しくださっています。

 

 10月23日㈰は御講師の先生にお越しいただき、報恩講法要がございます。1年で最も大切にする法要です。皆様どうぞお参りください。