盂蘭盆会 うらぼんえ

 本日の盂蘭盆会は、伊東市の遠山泰範師にお取り次ぎいただき、午前24名、午後12名の方がお参りくださいました。

 

 浄土真宗ではお盆の期間だけ亡き人がかえって来てくださるとは考えません。いつでもどこでも仏さまは私にご一緒くださいます。

 では、何故浄土真宗でもお盆のお参りをするのか。それは色々なものを抱えて生きている私たちですので、いつも仏さまのことを考える事は出来ません。ですので、日を決めていつもご一緒くださる仏さまに思いを向けていくご縁が私たちのお盆のお参りです。

 あるお寺さんが「亡き母はいったいどこにいるのですか?」と質問を受けました。「阿弥陀さまによって救われてお浄土に生まれ、仏さまとなって還ってきますよ」という答えの他に、「大切なお母さんがどこにいるのか、どうかその問いを生涯大切に持ち続けてください。今日ここにお集まりの皆様はお母さんのために集まってくださいました。皆さんがお母さんのことを思いお集まりくださったということは、今お母さんはここにおられます」と答えられたそうです。

 亡き母がどこにいるのか。その問いは、私が命終えた後どうなるのかという問いに繋がります。そのような問いを起こさせたのは誰か、それは亡き母です。亡き母からの「あなたも命終えた後、私のように救われいく世界があるというみ教えに出合ってくださいね」と、命終えた今も、残された息子さんに対して、今ここでおはたらき続けてくださっておられるのです。

 

 

 9月は境内清掃と秋季彼岸会がございます。詳細は、後日このホームページでご案内いたします。