本日は静岡西組仏婦総会研修会がzoomにて行なわれ、妙生寺からは9名が参加しました。
研修会は、親鸞聖人の妻である恵信尼様のお手紙について、常願寺副住職様にお話しいただきました。恵信尼様が娘の覚信尼様とやりとりされたお手紙等が1921年に本願寺の蔵から発見され、このお手紙が発見されることによって、当時の親鸞聖人のご様子がわかり、貴重な資料となりました。
そのお手紙の一部を紹介させていただきますと、昔、親鸞聖人は越後から関東に行かれた時、自然災害に苦しむ人々を救おうとして、浄土三部経を千部読誦しようと思われました。たくさんお経を読むことによって、阿弥陀さまの救いを得ようとされたのです。
しかし、考えを改められます。法然聖人から教わったお念仏の教えは、お経を読むことを自分の手柄にして救っていただくのではなく、阿弥陀さまが南無阿弥陀仏のお念仏となって、この私を救ってくださるのだという他力の教えによって救われるのだと思い返され、千部読誦を中止されたのです。
自分側の手柄によって救われるのではない、ということを改めて気づかれた具体的な内容ですね。
7/1(金)は9時から境内清掃、7/10(日)は午前午後の二部制で盂蘭盆会がございます。どうぞ皆様お参りください。