本日の春季彼岸会は午前午後の二部制で行ない、14名、11名の方がご参拝くださいました。
浄土真宗の教えというのは、「阿弥陀さまによって救われる」という教えです。阿弥陀さまは南無阿弥陀仏というお念仏になり、私に至り届いてくださり、私に入り満ち、私に響き渡ってくださいます。
南無阿弥陀仏という言葉は、単なる言葉ではありません。言葉というのは、物の名前を示したり、コミュニケーションの道具だったり、目的を果たすための手段だったりします。
日常の言葉は、言葉とそれを指す中身が違うものですが、言葉にはもっと深い領域があります。
それは、言葉とそのものとが根源的にひとつであるような、そういう言葉です。言葉を離れることが出来ない私に向かって、阿弥陀さまが南無阿弥陀仏という言葉となって、私に入り満ちてくださっているのです。南無阿弥陀仏は私の言葉ではなく、私を目覚めさせる仏さまの言葉なのです。このことを理解しようとしないと、単なる無意味な言葉になってしまいます。(元教学研究所長 大峯顯先生の本を参照)
次回行事は、5/28(土)に仏教婦人会「自分史~人生を振り返って~」がございます。ご参加くださる方はお申し込みください。
写真は、去年妙生寺を彩ってくれたコキアで作ったホウキです。来月は芝桜が見頃となりますので、お墓参りのついでにどうぞご覧ください。