本日の報恩講は、横内教順師(東京)にお取り次ぎいただき、約40名の方がお参りくださいました。
阿弥陀さまという仏さまはご存じです。何をご存じかというと、私たちが、いのち終えてお浄土へ往くということを聞いてもピントきていない、実感していないことをすでにご存じなのです。「お浄土を理解し、お浄土へ往きたいという心を起こしなさい、納得したならお浄土へ往けますよ」とはおっしゃっておられません。「この私阿弥陀如来が南無阿弥陀仏となってあなたの元へ至り届くから、そのことを聞いてくださいね」とおっしゃっておられます。わかろうとわかるまいと、有り難いと思うとも思わなくとも、あなたの元へ南無阿弥陀仏となって届いているんですよということを聞くのが浄土真宗のお聴聞の大切なところです。
私たちは生まれたら死んでいくということは、知っています。しかし、理屈で割り切れない心の苦しみ悲しみを抱えながら生きています。科学や知識でこうしたら良いですよと言われても、それはわかっているけどそうは出来ない私がいます。仏さまは理屈や知識で私を指導するのではなく、あなたと共に生きますよ、懐かしいあの人とも会える世界が待っていますよと寄り添ってくださる仏さまなのです。
12月15日(日)午後1時半より日曜学校(子ども向け行事)があります。