浄土真宗のみ教えを表す言葉は色々ありまして、「本願」「名号」「信心」「念仏」などはよく使われる言葉であり大切な言葉です。
いずれも「すべての人々を救って仏に成らせる」という阿弥陀さまの「本願」のはたらきであり、この本願のはたらきを「他力」とも言います。
「すべての人々を救って仏に成らせる」という「本願」を実現するために、阿弥陀さまは自らの徳をすべておさめた南無阿弥陀仏という「名号」をつくりあげ、この名号が私の心に至り届いたとき、名号のはたらきによって私が仏に成ることが決定するのです。これを「信心」を賜った、信心をいただいたというのです。そしてこの南無阿弥陀仏の名号が私の口から声となってあらわれ出たものが「念仏」です。
浄土真宗は他力の教えだから日頃から努力はいらないとお考えの方がいらっしゃるかもしれませが、それは間違いです。信心については阿弥陀さまよりいただくばかりであるというだけであって、御恩報謝は努めて行います。信心はいただくばかりですが、御恩報謝は私の努力。念仏は称えようと思って称え、自分のため人様のために私が出来ることをする。これが私たちお念仏の教えをいただく者の生き方なのです。「どんな罪も往生の妨げにはならないが、悪いことはしないように努力はしなさい」というのが第十八願の唯除五逆誹謗正法なのです。
10月18日(日)午後13時半より日曜学校
10月22日(木)午前10時よりおみがき、境内清掃
10月31日(土)、11月1日(日)は報恩講がおつとまりになります。