本日は山梨県の小笠原博慧先生に、お盆のあれこれという内容でお取次いただきました。
盂蘭盆会(うらぼんえ)のことを歓喜会(かんぎえ)とも言います。「歓」は身をもってよろこぶ、「喜」は心でよろこぶことをあらわします。仏説無量壽経の中に「信心歓喜」という言葉が出てきます。阿弥陀如来の「あなたを必ず救いますよ、必ず仏にさせますよ」と案じ続けてくださっているお心が、この私に届いたことを信心といい、仏さまに成らせていただく「いのち」を生かされているよろこびを信心歓喜と言うのです。本当のよろこびとはその場限りのことではなく、生涯続くよろこびが本当のよろこびであり、信心をいただくことなのです。
浄土真宗のみ教えで仏さまに成るということは、世間で良いと思われること、たとえば寄付やボランティアをしても、また表彰状をたくさんいただいても仏さまに成る種にはなりません。それらのことはすばらしいことには違いありませんが、仏になる種にはならないのです。阿弥陀様におまかせしお念仏申すのが私たちのみ教えなのです。
これからお盆を迎えますが、お墓参りだけではなく、仏さまのみ教えをお聴聞させていただきましょう。
9月16日(水)10時から境内清掃、9月23日(水・祝)13時半から秋季彼岸会がおつとまりになります。