昨日、今日と報恩講がお勤まりになりました。昨日は報恩講の「報恩」の反対の意味である「忘恩 ぼうおん」の日暮らしを私たちはしているのでは?という話をさせていただきました。求めてばかりの私ですが、実はいただいてばかりだったということについて、今一度我が身を振り返らなければならないことでしょう。
さて、本日は神奈川県の成田先生にお取次ぎいただきました。 私たちは「なぜ生きているのか」という答えを見つけられなければ、難しい問題に直面した時に生きていけないということになるかもしれません。親鸞聖人は「この世に生まれてきたのは阿弥陀さまのお救いに出あうためなのですよ」とおっしゃておられます。み教えを聞いたから救いに出あうというのではなく、もうすでに阿弥陀さまのお救いに抱れていることを聞かせていただくのです。物心ついた時に、お参りに行こうとは思っていないこの私を、お参りの場に導いてくださったのは阿弥陀さまのおはたらきなのです。人生を振り返った時に私の人生は素晴らしい人生だった、尊い人生だったよという気持ちにさせてくださるのがこのお念仏のみ教えなのです。 と聞かせていただきました。
11月の行事は、12日(水)には築地本願寺報恩講団体参拝(ご希望の方は事前にご連絡ください)、19日(水)は13時半よりお経練習会がございます。